自叙伝・人類の涙をぬぐう平和の母 第53話
Godible.jp

自叙伝・人類の涙をぬぐう平和の母 第53話

2021-08-19
長男らしく、彼は子供の頃から口癖のように言っていました。 「孝子という言葉は、僕のものだ!」 しかし、母親に対して心穏やかでなかったこともあるでしょう。友達の母親に比べて、持っているものが乏しくて質素に見え、なおかつ、いつも忙しくしていたからです。それでも彼は、そんな母親である私を慰めようと、大声で宣言していました。 「母さん!僕が大きくなったら、母さんに何でもしてあげるよ!」 一九七〇年代の初め、私たち夫婦がアメリカで活動を始めた頃は、どこに行っても東洋人は無視されていました。韓国人も日本人も関係なく、一様に「チャィニ}ズ」と呼ばれていた時です。文総裁はその時代に五十州を巡回し、講演をしました。私たちに共感する人もたくさんいましたが、嘲笑する人も多くいました。 孝進は父母の後をついて回りながら、その一部始終を見ていました。共産主義者などが父親の講演する先々に現れては脅してくる姿を見て、わずか十二歳であったにもかかわらず、「父   さんを守るために、僕があいつらと闘う」と言って向かっていこうとするのでした。 そのような中で、世の人々がみ言を受け入れられるよう...
View more
Comments (3)

More Episodes

All Episodes>>

Get this podcast on your phone, Free

Create Your Podcast In Minutes

  • Full-featured podcast site
  • Unlimited storage and bandwidth
  • Comprehensive podcast stats
  • Distribute to Apple Podcasts, Spotify, and more
  • Make money with your podcast
Get Started
It is Free