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[Japanese script]
去年の夏、日本のおばけについて話しました。日本のおばけには足がない、という話です。それを聞いて、暑い夏を少し涼しく過ごせましたか?今日は、暑い地域にいるみなさんのために、日本の妖怪について久しぶりに紹介します。
いや、妖怪と言ったら少し失礼かもしれません…今日焦点を当てるのは、付喪神です。日本のゲームやライトノベルなどのサブカルチャーが好きな人なら、聞いたことがあるかもしれませんね。「神」と名前がついていますが、付喪神は神様ではありません。長い年月を経て魂を持つようになった道具のことです。その年月はなんと100年。提灯や傘、それから鏡など、さまざまな形をしています。また、付喪神となった道具たちは、人に悪さをするらしいんです。
日本で付喪神が生まれたと言われているのは、室町時代。技術が発展していった時代なので、新しいものがあると、古いものを頻繁に捨てていたんだそうです。なんとなく、現代と似ていますね。さらに「ものを100年使うとそれが妖怪になる」と信じられていたため、その前にものを手放していたそう。捨てられた道具たちは「もっと長く使ってもらえたら妖怪になれた」という恨みから、結局付喪神となって人をたぶらかすことに。
古いものをすぐ捨ててしまったら、みなさんの周りのものも、付喪神になっているかもしれません。付喪神に恨まれないように、ものを大事に長く使ってみませんか?
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