#17 それでもビバップが語りたいんじゃ
野暮な昼電波

#17 それでもビバップが語りたいんじゃ

2022-10-26
音楽を中心とした様々な文化トピックについて放談する本Podcast『野暮な昼電波』は、2021年9月の第1回にて、ビ・バップを語るところから始まりました。その後1年間を通してエンニオ・モリコーネから西野カナまで様々な音楽を語ってきたものの、パーソナリティの2人にとって、何を話していても、どうしてもついつい回帰してしまう原点あるいはカルマとしてビ・バップはそこに残っています。それくらい現在のポップミュージックがビ・バップまたはモダンジャズに対して負っている物は大きい、というのが野暮昼の"暫定的な"音楽史観です。今回は、何が私たちにビ・バップを語らせるのか?をあらためて深耕しました。まず、ビ・バップは原点にして到達しえない究極としての存在様態を持ちます。ビ・バップ的な語彙は一般的なジャズ教則においては「基本」または「開始点」とされていることが多く、具体的には2-5-1に代表される強進行上で、メロディによってコード進行をかたどる/なぞる(英語だとoutlineする)ような演奏が、ジャズ入門においてはお手本とされます。ビ・バップ的なサウンドを考えるに、「コードトーン、分散和音の重視」「各コード...
View more
Comments (3)

More Episodes

All Episodes>>

Get this podcast on your phone, Free

Create Your Podcast In Minutes

  • Full-featured podcast site
  • Unlimited storage and bandwidth
  • Comprehensive podcast stats
  • Distribute to Apple Podcasts, Spotify, and more
  • Make money with your podcast
Get Started
It is Free