平和を愛する世界人として 第21話
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平和を愛する世界人として 第21話

2021-09-27
国連軍が開けてくれた監獄の門   興南で投獄されていた間に朝鮮戦争(一九五〇年六月二十五日に北朝鮮が突如、韓国を侵略した。 韓国では「六・二五動乱」と呼ばれる)が勃発しました。戦争が始まって三日目、韓国軍はソウルを明け渡して南部に後退しました。この非常事態に対処しようと、アメリカをはじめとする十六カ国が国連軍を組織して参戦します。仁川から韓国に上陸した米軍を主力とする国連軍は、ここから攻勢に転じて、北朝鮮の代表的な工業都市である興南に押し寄せていきました。 興南監獄は自然と米軍の攻撃目標になりました。爆撃が始まると、看守たちは囚人をほったらかしにして、全員防空壕に避難してしまいました。囚人が生きようが死のうが彼らには関係のないことでした。 ある日、目の前にイエス様が現れて、涙を流して去っていく姿を見ました。ふと嫌な予感がして、「みんな、私から十ニメートル以上離れるな!」と告げたところ、それからいくらも経たずに爆撃があり、直径十ニメートル以内は神様が守ってくださると知っていたので、私の近くにいた囚人たちは辛うじて命拾いしました。 爆撃が激しくなると、看守は囚人...
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