釘
グリム童話

2024-08-13
商人は市で商売がうまくいって、品物を売ってしまい、金袋を金銀でいっぱいにしました。それで、帰宅の旅をし、夜まえに家に着きたいと思いました。それで、お金の入ったトランクを馬に積み、出発しました。 昼にある町で休んで、また行こうとしたところ、馬番が馬を連れて来て「だんな、後ろ足の蹄鉄の釘が一本無いですよ。」と言いました。「無くても放っておいてくれ。これから行かなきゃならないのは6マイルだから、蹄鉄はきっとくっついているよ。急いでいるんだ。」と商人は答えました。 午後にもう一度馬を降りて、馬にえさをやったとき、馬番...
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