サンディエゴ日本人教会 San Diego Japanese Christian Church
Religion & Spirituality:Christianity
世界にあって、日本では見ることができない建造物があります。それは「城壁」です。あえて言えば日本の城には城壁がありますが、その城壁はその地域の藩主がいる城を囲ったもので、町全体が城壁で囲まれているというような場所は日本にはありません。しかし、世界に目を向けますと、このような場所がたくさんあります。万里の長城というのはその最たるものでしょう。
このことが何を意味するのか、言うまでもありません。これらの城壁は外部からの浸入者を防ぐために造られたのです。そうです、世界の多くの国々は互いに地境によって区分された国々であり、日本という国は海に囲まれた島国なのです。地境であるということは、その境をまたいで他国人が自分達の領土に入ってくる可能性があるということで、それが友好的な隣人であるならまだしも、奪略とから殺戮というような理由で彼らが浸入してきたというのが多くの国の歴史なのです。
幸いなことに日本の近海は時に荒波にもまれ、そのような他国人の侵略をほとんど受けませんでした。幕末に欧米の列強が日本を侵略するのではないかという恐れが蔓延しましたが、それも幸いなことに起こりませんでした。それに対して地続きで他国や他民族とつながっている国地域では有無を言わずに襲われたり、最悪の場合はその住民全てを虐殺、あるいは女性、子供達、財産を根こそぎ略奪されるというようなことが度々あり、それ故に彼らが城壁を造るということは必然だったのです。
そして、その「城壁ありき」という状況こそが私達が向き合っている聖書の世界なのです。
『聞かれない 祈りについて』大倉 信 牧師
『天を相手に生きる喜び!』大倉 信 牧師
『私たちは実の終わりを知っている - We Know the True Ending』本多 一米 牧師 Pastor Ichibei Honda
『悔いのない人生を生きたい』大倉 信 牧師
『壁越しではなく、垣根越しに』大倉 信 牧師
『与えましょう、与えられます』大倉 信 牧師
『私が変わります』大倉 信 牧師
『誰のために体を労るのか』大倉 信 牧師
『私は奇しき足跡を信じる』大倉 信 牧師
『「変化」は祝福を運んでくる』大倉 信 牧師
『点はつながり、やがて線となる』大倉 信 牧師
『その時、遺す言葉がありますか』大倉 信 牧師
『痛恨の失敗、されど・・・』大倉 信 牧師
『人の分際を知る』大倉 信 牧師
『リアリストであり、信仰者』大倉 信 牧師
『今こそ、座って考える時』大倉 信 牧師
『主よ、私と共に年を越してください』大倉 信 牧師
『Why Christmas? なぜクリスマス?』本多一米 師
『「乳飲子」として生まれる意味』大倉 信 牧師
『クリスマスはチキンとローソクか?』大倉 信 牧師
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