「検証・岸田総理の所信表明演説!これで経済とくらしは守られるのか?」
岸田総理は先ほど参議院と衆議院でそれぞれ、総理就任後初の所信表明演説を行い、日本をどこへ導こうとしているのか、その考えを明らかにしました。
一方で、岸田総理は、昨年9月の総理就任直後に解散・総選挙に踏み切らなかったことが響いて、自身の手で解散・総選挙をすることなく退任に追い込まれた菅前総理の二の舞を避けたいという思いもあるのでしょう。既定路線と見られていた11月7日の投開票ではなく、今月31日に投開票という日程に繰り上げて解散・総選挙を行う方針も決めています。
新型コロナのパンデミックが終わったと安心できる状況ではまだないので、速やかに政治日程をこなして一日でも早く懸案に取り組みたい、というのが総理の考えだとすれば、それは良いことだと思います。ですが、その半面で、臨時国会や選挙戦で新政権の目指す政策がどのようなものなのか、聞く機会が十分にないまま、我々有権者が政治への審判を下さなければならない、という問題が生じたのもまた事実ですよね。そこで、今日は岸田政権がどんな政策を行おうとしているのか。所信表明演説の中身も踏まえて、経済やくらしに影響がある政策を中心に検証と解説をしてみたいと思います。
view more