「COP26が延長戦で採択した、『グラスゴー気候合意』が残した課題」
イギリスのグラスゴーで197の加盟国・地域が集い、地球温暖化対策を話し合うために開催されたCOP26(第26回気候変動枠組み条約締約国会議)は先週土曜日、13日間の会期を1日延長して、
なんとか、成果文書である「グラスゴー気候合意」を採択して閉幕しました。
COP26では、最後の最後まで中国やインド、ロシアといった温暖化ガスの排出大国が抵抗を続け、議長国のイギリスや事務局が目指したほどの成果はあがりませんでした。
とはいえ、一定の前進もあり、その合意を満たすためには、根強い抵抗をした温暖化ガスの排出大国だけでなく、日本も大きな課題を背負い込んだ形になっています。これが、日本の経済や、日本企業の経営、そしてわれわれの暮らしにどのような影響を及ぼすのか。
今日は山積する課題を整理しておこうと思います。
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