佐渡島の海辺の貧しいおばあさんの飼い猫が
美しい娘に化けて恩返しをします。
江戸で人気になった「おけさ」は、それでもやはり猫でした。
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自分を大事にしてくれた貧しいおばあさんに恩返しをする猫はどこか「鶴の恩返し」を思わせます。
そして江戸に売られておけさ節が上手いと売れっ妓の芸者になった娘のくだりは「ぶんぶく茶釜」。
最期、その正体を知り約束をやぶった者を許さない化け物は「雪女」でしょうか。
お話のテイストが二転三転するのが面白い所です。
もしかしたら、昔の人がなかなか眠らない子供に寝かしつけのためにお話を膨らませていったのかも知れません。
(福娘童話集から読ませていただいています。)
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