暦の上では「寒露」を過ぎました。露が冷たく感じられる時期ということです。確かに国慶節の大型連休も終わり、北京は涼しいというよりも寒さを感じる頃になりました。あと1ヶ月ほどすると北京では集中暖房が始まります。この集中暖房は驚くほど暖かくなるので、暖房が始まるまでのちょうど今頃が北京では一番寒い時期かもしれません。近所の公園を走る時も、日差しがあってもTシャツ1枚ではさすがに寒く、ウインドブレーカーを羽織るようになりました。街行く人の服装もすっかり冬服になっています。厚手のコート姿こそありませんが、毛糸のセーターなどは当たり前と言った感じです。国慶節の連休を利用して衣更えをした人も多かったことでしょう。さて、今日は新疆トルファンでの10月の様子を詠った岑参(しんじん)の「送人還京(人の京に還るを送る)」を紹介します。
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